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卒業して、2?3年ぐらい経った頃だったと思います。
思わぬ凶報が入りました。
それは、学生の頃の恩師が亡くなったという知らせでした。
学生の頃、僕はどちらかというと、あまりマジメな方ではなく、
特に、寮生活について、その先生とは言い争いが絶えませんでした。
卒業が近づいてきたら、就職についても、僕が資格にこだわっていたのもあり、
就職試験を受けないことについて、益々、言い争いが絶えなくなってきました。
僕はどうしても資格を取得して、その資格を生かして就職したかったのですが、
僕の成績が悪いこともあり、その先生は、頭から僕が試験に通らないと決め付けていたんです。
ちょうどバブルの頃で、条件の良い求人はかなりありましたから、
「とりあえず就職しろ」というのが先生の言い分だったんですね。
僕の方は、この先生とのやり取りのおかげで、意地になってしまい。
「絶対取ってやる!!」という気持ちに火がつきました。
そして、卒業までのワンチャンスで、なんとか合格!!
・・・なんですが、やはり就職は間に合わす、就職浪人となってしまいました。
周りの人は「なんで就職しないんだろう?」って感じでしたが、僕としては満足してたんですよね。
で、その先生の反応・・・・それが良く判らなかったんですよ。
まぁ、就職が決まらなかったんで、機嫌が悪いのかと思っていたのですが、卒業後に他のクラスの同級生から聞いたことがあります。
他のクラスの授業で「スゴイやつ(僕の事らしい)がいた」と言っていたらしいのです。
その先生は、やはり僕の成績では資格取得は無理だと思っていたそうなんですね。
ところが、予想に反して合格してしまったものだから、かなり驚いて、しかもかなり褒めていてくれたらしいんです。
授業中に「みなさんも、これを見習って、がんばればできる」というような話しをしてくれたらしいのです。
僕は間接的に聞いたとはいえ、すごく嬉しかったのを覚えています。
やはり、気にかけていてくれたんだなぁって思ったんですよね。
直接言ってくれたのは、「おめでとう」ではなく「就職もがんばれ」だったのは、後で考えると先生らしいなぁって思ってしまいました。
あれで、精一杯褒めてくれていたんだろうなぁって。
卒業後、3ヶ月ほどして、例の資格を生かして就職が決まりました。
中途採用だったので、バタバタとなって、学校にも行けず、
そのままになっていましたが、ある日、この先生が亡くなったという知らせが届きました。
脳卒中で、突然の事だったらしんです。
思えば、「早く就職を決めろ」の言葉に反発したおかげで、
今の自分があるわけで、
そういう意味でも、先生にはすごく感謝しています。
就職が決まったお礼も言ってないのに、亡くなってしまうとは、非常に残念でした。
遠方だったため葬式にも出席できませんでしたが、
同窓会の時に学校に立ち寄ることができました。
屋上に上がった時に、その先生の事を急に思い出して、
会ってちゃんとお礼を言いたかったなぁって、思ったんですけどね。
その人はもう、学校にはいない。
今までの人生の中で、後悔している事の一つになってしまいました。
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